らくりの雑記ブログ

思っていること、やりたいことを詰め込むブログです

風ノ旅ビトと一緒に旅した話

いらっしゃいませ、らくりです。

 

突然ですが、ゲームってします?

 

私は小さい頃から身近にゲーム機がある家庭に育ち、

いい大人になった今でも、たまにガッツリゲームをしたくなるときがあります。

 

とはいえ時間もないので、もっぱらスマホのお手軽ゲームばかりですが…。

 

そんなゆるーいゲーマーですが、何本か記憶に残るゲームってあるもので。

その中から今回は『風ノ旅ビト』というゲームの話をしようと思います。

 

ゲーム好きの間では話題になった作品なのでご存知の方も多いと思います。

発売されたのはすこし昔、2012年ですが、

オンラインならではの感動が味わえるゲームです。

よろしければ、しばしお付き合いくださいませ。

はじめてのオンラインゲームでした

風ノ旅ビト

www.jp.playstation.com


このゲームを知ったのは、たまたま見たゲーム実況動画。

動画の冒頭で「これは自分でプレイしないといけない!」

と思って見ることをやめたのを覚えています。

こういう直感には従ったほうがいい!

 

とにかくゲーム画面が美しくて。

この世界を旅してみたいと素直に思えるグラフィックでした。

主人公らしきキャラクターも、

マントをかぶったような不思議な姿が魅力的。

 

ダウンロード販売専用』と知って躊躇したものの、

「初めてダウンロード購入するならこれでしょう!」

と自分に言い聞かせ勇気を出して購入。

当時の私にはダウンロード購入はハードルが高かったんですよ。

 

ゲームの内容は、美しい砂漠の世界を旅をしていくもので、

主人公の自分が何を目的に旅をしているのか、

旅を進めても漠然としかわかりません。

 

ひとりでさまよっていると、

広大な世界でものすごい途方にくれるのですが、

このゲームの醍醐味は

オンラインでまったく知らない人と旅することなんです。

 

私がはじめてプレイしたときのこと

ダウンロードがおわり、ドキドキしながらプレイを始めました。

広大な砂漠で不思議な遺跡を調べていると、

遠くに人影が見えました。

 

「うわー!!誰かいる!!!」

 

そりゃそうです。

そういうゲームだと分かってるはずなのに、

オンラインゲームそのものが初めてだった私は、

コントローラーを落としそうになるぐらい緊張して手が震えました。

どれだけ小心者なのか。

 

このゲームはセリフも字幕もまったく出てきません。

そのかわり、ボタンひとつでなにかホワホワした音と光が出せます。

それが唯一のコミュニケーション方法です。

 

だからこそ暴言などを浴びせられないという安心感もあったかも。

 

私はやみくもに光らせて

「怪しい者じゃないんです!」

と伝えたかったんですけど、余計に怪しい。

初心者丸出しです。

 

あきらかに私より先輩な見知らぬ人は、

ホワホワ光りながら近づいたり遠ざかったり。

 

「あっ! ついておいでと言ってくれてる!?」

 

初オンラインで、見知らぬ誰かと意思疎通ができた瞬間でした。

 

 

もうそこからはずっと一緒。

初めての相棒である先輩旅人さんは、とても人間ができていました。

親鳥の後をおいかける雛のように、私は頑張ってついて行きました。

難しいステージでは、こちらが申し訳ないほど長い時間待たせたのに、

見守るようにそばにいてくれたり。

そうこうしてるうちに操作にも慣れて、

旅がスムーズに進むようになると 一緒に飛び回ったり、

砂漠をすべって遊んだり、寄り道も多くなりました。

ちょっと怖いステージもあるんですが、

一緒になって逃げ回ったのも楽しかった!

 

そうして目的地に到達するころには、

苦楽をともにした相棒として絶大な信頼関係ができていました。

 

でも目的地についたということは、別れが待っているということでもあり。

 

旅の終わり、お互いの別れを惜しむように何度も光らせ、

寄り添い歩きました。

たぶんこんないい人には二度とめぐりあえない。

言葉を交わしたわけでもないのに。

 

恥ずかしながら、

エンディングが流れ出したとき泣いてしまいました。

相棒のIDが表示されるんです。

 

外国の方でした。

 

 

もうね、

人と人がわかり合うのなんて、

言葉なんて関係ないんだって。

 

 

あ、思い出したらまた涙が。

 

オンラインゲーム初心者の方こそプレイしてほしい

私はオンラインゲームって「怖そう」って思っていました。

特に見知らぬ人とプレイするなん緊張するじゃないですか?

その点、このゲームはコミュニケーションが極限にシンプルなので、

不快なことを相手にも自分にもしようがないんですね。

はじめてのオンラインゲームが『風ノ旅ビト』でよかったと思います。

 

このゲームは一回約2~3時間ほどで終わります。

相棒とどれだけ名残惜しくても、その時間が過ぎればお別れです。

毎回少しの寂しさが残りますが…

だからこそ、次の旅でどんな旅人さんとの出会いが待っているか

ワクワクするんです。

 

ちなみに、はじめて旅したときの相棒は最初から最後まで一緒にいてくれましたが、後日あたらめて旅をしたときは、途中で何回か別の旅人さんと出会ったり別れたりすることがありました。

エンディングで数名のIDが表示されてびっくり。

 

相手がホワホワ光れば、こちらもホワホワ光る。

たったそれだけで、

世界のどこかにいる誰かと一緒に旅をすることができますよ。

 

やさしい気持ちになれる本当にいいゲームです。

どうか新しい旅人さんが増えてくれますように!

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!